Sachtler System FSB 10 T ENG 2 CFレンタル:“値段が高い三脚”は何が違う?三脚の値段の違いを解説!
こんにちは!東京カメラ機材レンタルです!
今回は、カメラマンなら何度も使ったことはあるだろう、三脚について解説をさせていただきます!
ミラーレスカメラ、一眼レフカメラ、レンズ、ジンバル…etc
全ての機材には値段によってグレードが変わってきます。
カメラの場合は撮影できる画質やフレームレートが変わってきたり、ジンバルの場合は積載量や設置できるアクセサリーがあかわってきたり、と一般的には値段があがるとよりプロ使用になっていくイメージです。
では、三脚だと何が変わってくるのでしょう?
カメラに慣れていない、またはカメラを使い始めた方だと
「三脚はカメラや機材を固定できればそれでいいのでは?」
と思う方はきっと少なくないです。
確かにカメラを固定することに関しては、安くでも高くても同じようにできるので「それだったら安いのでいいじゃん。」というの気持ちはとてもよくわかります。
ただ、結論から言いますと“安い三脚を使ってもいいが、使う場面によって値段のグレードを変えないと痛い目にあう”ので気をつけた方がいいです。
もし、ちゃんと選ばないと…
・思ったような画が撮れない
・カメラと機材を載せたら壊れた
・カメラに傷つけてしまった
といった撮影中に事故を起こしてしまう可能性が出てしまいます。
そこで、今回は意外にフューチャーされていない『三脚の値段があがれば何が変わるのか?』についてこちらで解説させていただきます。
カメラ初心者やまだ三脚をそんなに選んだことがない方であれば、こちらの記事を参考にしていただいて、快適な三脚撮影ができるようになれば幸いです!
高い三脚は“素材”が変わる
まず、高い三脚は素材が変わってきます。
安い三脚だとパイプがアルミ製でその他がプラスチック製のものがほとんどです。
アルミ・プラスチック製でもカメラを固定して撮影することは可能です。
ただ…
・固定力が弱い
・重いカメラだと支えきれない
・重量がある
など、使い続ければ不便と感じる部分がでてきます。
グレード上がると素材がカーボンに変わります。
カーボン製の三脚は
・丈夫
・軽い
・振動が伝わりづらい
こういった性質により、屋外で移動が多い撮影時にはとても役に立ちます。
もちろん、屋内の場合でもいろいろな画角から撮影をしたい場合でもいいでしょう。
軽いことにより横風を受けて倒れやすくなるというデメリットがありますが、雲台の真下に荷物をかけられるフックがあるので、そのデメリットもカバーできるでしょう。
ただ、価格が高い三脚の素材全てがカーボンになるという訳ではありません。
後述しますが、素材以外のグレードが上がって、値段が高くなっている場合もあります。
冒頭にも述べましたが、「ここだったらカーボン製がいいな」というように使える場面で三脚の素材や性能を選べるのがベストです。
高い三脚は“脚の太さ”が変わる
単純に安い三脚は全体的に小さい、言い方を変えるとコンパクトです。
小さいには小さいなりの利点はあるのですが、使える場面は特殊でおまり多い方ではないかと思います。
グレードが高い三脚が脚が太くなり、全体的に大きくなっていきます。
もちろん、そうなると『重くなる』というデメリットも生じますが
・頑丈
・安定感が強い
・ブレに強くなる
・重い機材を載せても壊れない
などメリットがたくさんあります。
「でも重いと不便じゃないの?」と思うかもしれませんが、
重くてずっしりしてるからこと役にたつ場面があります。
それが動画撮影時です。
脚がガッチリしている三脚はビデオ三脚ともよばれています。
動画撮影時は写真を撮る時とはちがって、三脚でカメラを横や縦に振ったりするので、動かすたびにガクガクと揺れてしまうと動画がブレで見ずらいものになってしまいます。
そこで、ずっしりと安定感のある重い三脚はかなり有効になるのです。
ちなみにですが、脚が太い三脚はアルミ製でもそれなりのお値段がしますが、脚が太い+カーボン製というさらにお値段が高くなるプロ使用の三脚もあります。
Sachtler System FSB 10 T ENG 2 CF
ただ、もちろん脚が太ければどんな場面でも役にたつということではなく、
持ち運びが多い撮影場面であれば、先ほど紹介したカーボン製でコンパクトな形の三脚がよいでしょう。
高い三脚は“強度”が変わる
安い三脚は強度が低いです。
・壊れやすい
・倒れやすい
・重い機材を載せられない
・固定力が弱い
と少し頼りなく、最悪の場合カメラを壊してしまう原因になってしまうかもしれません。
高い三脚はやはり頑丈で様々なところの強度が高いです。
・壊れずらい
・“ねじれ耐性”があるためブレずらい
・重い機材の乗せても大丈夫
・固定力が強いからカメラがガタガタしない
カーボン製だと伸縮性がスムーズなので、『操作性の強度も高い』と言えるでしょう。
このように、よっぽど雑な扱いにならなければ壊れることもないので、失敗がゆるされないプロの現場で好まれています。
(それでも使いすぎて壊れてしまうことがあるので、プロの現場では高い三脚がいくつもストックされていることがあります。)
ちなみに”ねじれ耐性”の”ねじれ”について解説すると、カメラをパン(水平方向に動かす)して静止させると、逆方法に戻る力が働いてカメラが動いてしまう現象があり、これに耐性があるということは、パンをしても勝手にカメラの向きが変わらないということです。
さらに言うと、持っている三脚がねじれるかどうか判断する方法があります。
三脚の脚を二つ手で持ってねじってみてください。
高くて頑丈な三脚であれば動きませんが、安くてねじれ耐性がない三脚なら動いてしまいます。
タイムラプスや長時間露光のような固定が命のような撮影なら、強度が高い三脚をおすすめします。
ライトな撮影やカメラ以外の倒れても大丈夫なレフ板を設置するような場合なら安い三脚っを使ってもいいでしょう。
使用する場面が想像できれば、高いのも安いのも使えるようになる
三脚に限ったことではなく機材全般において、「安いから使えない」「高いからどこでも使える」ということはなく、機材一つ一つの性能や特性を知っておけば、どの価格帯でも役に立つことでしょう。
三脚でいうと
・安い場合は壊れやすく強度が低いが、ライトな撮影や倒れてもいい機材(レフ版など)で使うなら有効
・高い場合は高い理由が、素材・強度・大きさなのかを確認して、使用場面に合っている三脚を使用する
と判断できるようになればわかりやすいのではないでしょうか。
三脚は価格の違い以外にもブランドであったり、照明用などの用途の違いなど、話せることがまだ沢山あります!!
ですが、そのお話はまた別の機会でさせていただきます。
三脚以外でもカメラについてでも、もし「こういうのが知りたい」「こんな記事が見てみたい」等、ご要望があれば、ぜひご連絡いただけたますととうれしいです!
また、今回の記事で気になる機材があったり、使ってみたい機材が思い浮かび上がりましたらぜひ一度でも相談のご連絡をいただいけたらと思います。
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こういったものを撮りたいなどのご相談もスタッフが親身になってご対応いたします。
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