ぶっちゃけ4K撮影って必要なの?
こんにちは!東京カメラ機材レンタルです!
少し前にAmazon Prime Videoで配信されているドキュメンタリー映画「ワイルドキャット」を見ました。
戦地で鬱になってしまった退役軍人の青年がアマゾンのジャングルでヤマネコを育てて、その子を野生に帰すという内容なのですが、ジャングルやヤマネコの映像が癒されます。
でも話が結構重いので、メンタルが落ちてる時には要注意です。
ビデオカメラや一眼レフカメラはもちろん、スマートフォンでも4K撮影ができて当たり前な昨今。
お客様からのお問い合わせでも、4K撮影ができるいいカメラはないですか?という内容をいただくこともあります。
撮影の内容をお聞きして、それは4K撮影ではなくてもいいのでは?というケースもあったり。
その際は理由をお伝えして、別の機材のご提案をさせていただいております。
でも実際のところ、4K撮影って本当に必要なのでしょうか?
今回はそんなふとした疑問を解説してみます。
先に結論。
ちょっとした撮影ではフルHDでもまだまだ十分かと思います。
映画やドラマ、ミュージックビデオ、お子さんの成長記録などなら4K撮影でもいいのかなと思います。
会議の議事録など記録がメインの撮影だと、4Kで撮影する必要はないのではないでしょうか?
他にもいろいろな問題もあるので、理由は後述します。
そもそも4Kとは。
改めて4Kについておさらいしましょう。
映像の横のサイズが3,840で、4,000に近いことから4Kと呼ばれています。
4K以外の呼び方で「ウルトラHD」とも言われたりも。
テレビやモニター、ディスプレイなどの画面は色のついた「点」が集まってできています。
この点のことを「画素」と呼んでいます。
映像でよく使われているフルHDの映像のサイズは横1,920x縦1,080に画素が並んでいて、約207万画素の集まりです。
4Kになるとどうなるか。
映像のサイズが横3,840x縦2,160で画素に並ぶ様になり、総画素数は約830万画素。
フルHDと比べると、映像のサイズは2倍になり、総画素数は4倍になります。
ちなみにKは1,000を表すキロの意味で、kgやkmで使われているあいつです。そう考えるとKって結構馴染みがあるかと。
最近たまに聞くY2Kファッションなんかも、Year 2000の略で2000年ファッションって意味ですね。
フルHD(横1,920)のことを2Kと言う方もいらっしゃいます。
文章だとイメージがしづらいので、サイズ感を画像にしてみました。
フルHD以外にもテレビ放送で使われているHD、少し前は主流のサイズだったSDも入れています。

フルHDと比べて4倍の画素数で撮影できることからでもわかる様に、さらに綺麗に撮影できる点は大きなメリットです。
編集はフルHD前提の場合なら、4K映像の一部をトリミングして使うという方法を取ることができます。
なんでまだフルHDでも大丈夫と言えるのか
理由はいくつかあります。
4Kに対応したモニターやディスプレイで再生しないと真価を発揮できない。
ここが結構大きなポイントではないでしょうか?
せっかく4Kで撮っても視聴する側の設備が整っていないと、映像の綺麗さを確認すると言うのは難しいです。
動画を見る媒体
多くの方はYoutubeにアップされた動画をスマートフォンやタブレットから閲覧することが多いのではないでしょうか?
小さな画面でみる方が多いことを踏まえると、フルHDで十分かと思います。
SD→フルHDだと画質の違いが顕著にでますが、フルHD→4Kは大きな差を感じられない可能性もあります。
それに4Kで動画を再生しようとすると通信量もその分増えてしまいます。
撮影や編集機材のコストが大きくなる
4Kで撮影するとカメラはもちろん、SDカードなどのメディアも4K収録に対応したものではないと書き込みができないということが起こります。
さらにフルHDの4倍の画素数を持っているということは、1つのデータのサイズも必然的に大きくなってきます。
画質やフレームレート次第では、SDカードでは書き込み速度や容量が足りず、CFexpressカードやSSDなどを使う必要ができてきます。
ファイルサイズが大きくなることで編集の際にも問題が出てきます。
4K編集が可能なパソコンのスペックが必要になってきます。
編集時にプロキシと呼ばれる、編集用の軽い映像データを作れば作業も楽になりますが、今回はこの内容は趣旨がズレるため詳細は割愛します。
キレイに撮れてしまうということは逆に、撮影時の誤魔化しが効かない。
よく神は細部に宿るなんて言われますが、綺麗に撮れてしまうということはその分、細部の誤魔化しが効かなくなってしまいます。
4K映像のメリットは沢山ありますが、見る側の環境が整っていないとせっかくのメリットを活かせなかったり、映像を作る側のコストがかかってしまう点も含めると、ちょっとした映像の撮影であればまだまだフルHDでも大丈夫なのかなと思います。
フルHDから4Kへの過渡期ではありますが、4Kが映像のスタンダードになるのはまだ先なのかなとは思います。
ちなみに4K撮影でおすすめのカメラ
弊社で4K撮影可能な一眼レフやビデオカメラを多数取り揃えています!
Canon EOS R5

Canon EOS C70


SONY α7S III

SONY α7IV

Panasonic LUMIX DC-GH6

Panasonic LUMIX DC-GH6の詳細はこちら!
GoPro HERO11 Black

Insta360 ONE RS Twin Edition

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さらに4Kではなく6K、8K、12Kなどを撮れるカメラも取り扱っております!
Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro

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Canon EOS R5 C

Blackmagic URSA Mini Pro 12K

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こういったものを撮りたいなどのご相談もスタッフが親身になってご対応いたします。
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