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Blackmagic Pocket Cinema Camera レンタル:4K・6K・6K Proあなたにピッタリなのはどれ?比較&おすすめの使用場面を紹介

突然ですが、皆さんは【Blackmagic Pocket Cinema Camera】(以下、【BPCC】と記載。)というカメラをご存知ですか?

さらに言うと、『Blackmagic Design』というカメラメーカーをご存知ですか?

有名なカメラメーカーというと『SONY』『Canon』『Nikon』『LUMIX』といった名前があがるかと思います。

『Blackmagic Design』もカメラマンの中では有名ですが、一般の方にはあまり知られていません。

それもそのはず、『Blackmagic Design』から販売されているのはシネマカメラや放送用カメラ、スイッチャーなどのプロの方が使用するような機材がほとんどなので、一般の方が触れることはあまりありません。

つまり、日本のメーカーである『Canon』『Nikon』のような写真を撮るようなカメラは販売されていないのです。

『Blackmagic Design』ってどんな会社なの? 

『Blackmagic Design』社とは、オーストラリアに本社を構えて、現在はアメリカ・イギリス・シンガポール・中国・日本にもオフィスがある映像機器・映像編集ソフトを専門としたメーカー。

販売しているのはプロの方が使用するような機材がほとんどではありますが、『Blackmagic Design』社のカメラや機材は高品質にもかかわらずコストパフォーマンスがとても高いのが特徴。

そのため、プロだけでなくこれから映画を撮り始める学生の様なアマチュアユーザーもBlackmagic Design社のカメラ・機材が使用されています。

実際、アメリカの映画学校の学生は予算がないが、本格的な映像を撮るためにBlackmagic Design社のカメラを使用しているのがほとんどです。

ちなみに、動画編集をしている方だと知っている編集アプリ「ダビンチリゾルブ(DaVinci Resolve)」。

Adobe社の「Premiere Pro(プレミアプロ)」と双璧をなすアプリですが、こちらは『Blackmagic Design』社から販売されているアプリです。

そのため、『Blackmagic Design』社のカメラを購入すると「ダビンチリゾルブ(DaVinci Resolve)」がおまけでついてくるサービスがあります。

【Blackmagic Pocket Cinema Camera】ってどんなカメラ? 

【BPCC】は名前にシネマカメラとついてる通り、動画撮家に特化したカメラ。

動画に特化しているため、映画や広告に使えるレベルで画質が綺麗な動画を撮影することが可能になっています。

また、カメラ単体でRAWの動画収録ができるのも特徴の一つ。

写真のRAWと同じように後から編集することを想定されているため大きめなデータになりますが、ご自身の思った色合いの映像を作ることが可能となります。

SONY α7 IIIの様なハイクラスカメラでも搭載されていない機能のため、まさに動画に性能を振り切ったシネマカメラらしい機能です。

(SONY α7S III・α7R Vは拡大するRAW収録に対応するために搭載されています。)

もう一つわかりやすい特徴がこちら。

カメラの後ろについているモニターがでかい!

通常のカメラだとこんな感じ。

(※画像のカメラはSONY α7RIII)

通常のカメラと見比べてみたらわかると思いますが、背面の8割ぐらいをモニターにしています。

その理由は、モニターのサイズを大きくすることによって、外部モニターを使用せずにカメラ単体でピントなどの細かい箇所を調節できるようにしています。

写真を撮るカメラのように右手で何か操作しながら撮る必要がないから、というのも理由にあると思います。

そんな特徴をもった【BPCC】は現在、

  • 【BPCC 4K】
  • 【BPCC 6K】
  • 【BPCC 6K Pro】

の3種類があります。

今回はこの3種類にどのような違いがあるのか、それぞれどんな現場に向いているのかをご紹介しようと思います。

【Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K】の特徴

スペック面では

  • 重量は740g
  • 解像度4Kでの撮影が可能
  • 4096 x 2160解像度の4/3サイズセンサー(APS-Cより小さいサイズ)
  • MFTレンズマウント(OLYMPUSやPanasonicで採用されているカメラレンズ)
  • ProRes RAW収録/Black Magic RAW収録に対応
  • 収録メディアはCFast2.0とSDカードに対応

上記のスペックにより撮影した感じは

  • 被写界深度が深くなりやすいため、ボケずらい
  • 広角レンズを使ってもフルサイズの様な広角の画にならない(超広角にするのは難しい)
  • Blackmagic RAW 12:1の収録時、256GBのSDカードで30pの場合は約120分・60pの場合は約60分が収録可能

ちなみにRAW収録は多くのカメラが「ProRes RAW収録」というフォーマットですが、『Blackmagic Design』社のカメラでは独自の「Blackmagic RAW収録」というフォーマットで収録が可能となります。

Blackmagic RAW収録のメリットは3つ

  1. RAWでありながらデータサイズが小さい
  2. ダビンチリゾルブで使うと軽快に編集できる
  3. 撮影時にホワイトバランスをミスしても編集時にホワイトバランスやISOを変更・修正できる

RAW収録に馴染みがない人はピンとこないかもしれないですが、これはすごいフォーマットなんです。

【Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K】の特徴

スペック面では

  • 重量は909g
  • 解像度が6Kでの撮影が可能
  • 6144 x 3456解像度のsuper35mmセンサー(APS-Cと同じくらいのサイズ)
  • EFレンズマウント(Canonで採用されているカメラレンズ)
  • ProRes RAW収録/Black Magic RAW収録に対応
  • 収録メディアはCFast2.0とSDカードに対応

上記のスペックにより撮影した感じは

  • 背景をボカしやすい
  • 広角レンズを使ったら広い画角で撮影可能になる
  • 最高解像度で撮影しても、本体内に記録できるV90のカードなら対応可(25fpsの場合)
  • 最高解像度、25fps以上ならCFastカードでの収録が必要
  • 6Kの方が4Kよりレンズ装着部分が前に伸びているため4Kと同じゲージが使えない場合がある

【Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro】の特徴

【BPCC 6K Pro】基本的なスペックは【BPCC 6K】と同じで、新たな機能が追加されている

  • 「内蔵NDフィルター」の追加
  • 背面モニターがチルト可能に
  • バッテリーが4K/6K(LP-E6系)より容量が多いNP-F570系に変更
  • miniXLRの音声入力端子が2つに増加

【Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K】が向いている場面

では、それぞれが向いている現場や撮影状況を紹介していきます。

まず、【BPCC 4K】の場合は

・準備が軽めの撮影

が向いているでしょう。

というのも、先ほどの比較で触れましたがイメージセンサーが4/3サイズセンサーのため、被写界深度が深くなりやすいため、全体にピントがあいやすいです。

なので、映画や広告の様な画作りをするよりも、

・イベント撮影

・ドキュメンタリー撮影

・商品紹介撮影

・YouTube動画撮影

の様な、その場・その時の風景・目の前のものを綺麗に撮ることに向いているといえます。

また、そういった動画は4Kの画質で十分まかなえますし、4Kの方がデータが軽いので、6Kにする必要がないという点もあります。

【Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro】が向いている場面

先ほどの【BPCC 4K】とは逆に【BPCC 6K】の場合は

・画作りが入念な現場

が、向いていると言えます。

イメージセンサーが【BPCC 4K】よりも大きく被写界深度が浅くなるため、ピント合わせがシビアになってきます。

逆にいうと、フォカース動かすカメラワークができるようになるとも言えます。

そのため、カメラの設定やカメラワークなどの準備に時間をかけられる

・MV撮影

・映画撮影

・CM撮影

の様な、とにかく映像に画力が強く、こだわりがある撮影現場に向いていると言えます。

また【BPCC 6K】は暗所でもノイズを少なく撮れる性質があるので、暗所が多い・明るい場所と暗い場所が混ざっている現場でも向いているでしょう。

【Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro】が向いている場面

【BPCC 6K Pro】の場合は【BPCC 6K】と同じ様な性能ですが、内蔵NDフィルター搭載やモニターがチルト可能であるため準備する時間が少し軽減されます。

そのため向いているのは

・画力が強い映像が必要だけど、準備時間が少ない現場

な時に使うといいでしょう。

上記の様な現場でかつ「ワンマンでの撮影が多い」「屋外での撮影が多い」ことが予想されるなら【BPCC 6K Pro】を選んだ方が賢明です。

ワンマンで撮影する場合、NDフィルターを取り替える手間・外部モニターをつける手間が省けるだけでかなり楽になるはずです。

自分はどれがいいのか使い分けをはっきりしよう 

【BPCC 4K】は簡単な準備で済む、またはアドリブが求められる撮影のドキュメンタリー・バラエティに

【BPCC 6K】は準備ができるMVや映画やCMに

【BPCC 6K Pro】はどちらの要素も必要な現場に

といった使い分けができたらいいでしょう。

もし、予算が少ないという場合であれば【BPCC 4K】という選択もありです。

【BPCC 4K】であっても映画の様な映像を撮ることは十分可能です。

こうやってみると、同じメーカーで同じ様な形のカメラでも向いている場面が結構分かれているなと思います。

機材選びはとても手間ですが、「画質は良い方がいいに決まってる」「機能が多い方がいい」と決めつけて一番上位の【BPCC 6K Pro】を選ぶ様なことはせず、「今日の現場は〇〇な感じだから【BPCC 4K】がいいな」と使い分けができると、より仕事の質もカメラライフの質も向上していくのはないでしょうか。

今回の記事を参考にカメラ選び・機材選びが楽しくなってくれればいいと思います!

上記記事内でご紹介した機材は東京カメラ機材レンタルでもレンタルを行っていますので、ご興味があればぜひ、ご連絡ください!

今回ご紹介したカメラはレンタルできます!

今回ご紹介したBMPCCは、東京カメラ機材レンタルでレンタル可能です。
ちょっと使って試してみたいと思ったら、ぜひレンタルでお試しいただければと思います。
カメラ本体以外にも交換レンズや動画撮影に必要なジンバル、照明などもお安くレンタルしていますので、合わせてご利用いただけますと幸いです。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K

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Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K

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Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro

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