SONY FE 24-70mm F2.8 GM IIがやって来る!ヤア!ヤア!ヤア!
こんにちは!東京カメラ機材レンタルです!
6月ってこんなに暑かったっけ?と思ったら、秒速で梅雨明けになってしまってびっくりしています。
逆に今の方が梅雨っぽい天気だったりと、ほんと夏本番はどうなっちゃうんでしょう…
弊社に話題のあのレンズがやってきました!
弊社でも大人気なSONY GMレンズ「SONY FE 24-70mm F2.8 GM」、こちらの新型レンズのお取り扱いがスタートしました!
I型からさまざまな部分が改良され、もうぶっちゃけSONYの標準ズームレンズはこれを使えばいいのでは???とも個人的に思っています。
写真はもちろん動画撮影でも大プッシュできるこちらのレンズ、I型との違いも交えながらご紹介していきます!
SONY FE 24-70mm F2.8 GM II
SONY FE 24-70mm F2.8 GM
外観の違い
左がI型。右がII型。
並べてみましたが、写真からもわかる様にコンパクトに!そして軽量化!
I型と比べて約16mm小さくなり、重量は約191g軽くなり約695g!!
I型の写りはいいんだけど、重いんだよなって思っていた方も多いかなと思います。
この軽量化でどんどん外へ持って行けるかと!
僕も思わずちっちゃ!!かる!!って言っちゃいました。
小さくなったけど操作性の妥協はなし!
ボタンやスイッチも増えて扱いやすく!
I型のボタンやスイッチは
フォーカスホールドボタン
フォーカスモードスイッチ
ズームロックスイッチ
でしたが、II型はさらにボタンやスイッチが増えました。
SONY FE 24-70mm F2.8 GM II ボタン・スイッチ一覧
1.ズームリング
2.フォーカスホールドボタン(レンズ上部およびレンズ左側面)
3.フォーカスリング
4.フォーカスモードスイッチ
5.絞りリング
6.アイリスロックスイッチ
7.ズーム操作感切り換えスイッチ(レンズ右側面)
8.絞りリングクリック切り換えスイッチ(レンズ右側面)
リング周りでは絞りリングが追加され、フォーカスホールドボタンはレンズ上部と左側面の2箇所に増えました。
ズームロックスイッチの代わりに、操作感の切り換えスイッチへ。
絞りリング周りはロックスイッチとクリック音のON/OFFの切り換えができるスイッチがついたりと、撮る楽しさもですが触る楽しさもありますね!
追加されたボタンやスイッチをもうちょっと詳しくご紹介していきます。
αの標準ズームレンズで初めて絞りリングを搭載!
業務機用のビデオカメラやフィルムカメラを使っている方には馴染み深い絞りリング。
ビデオカメラだと絞りと言わずアイリスとも呼ばれますね。
ソニーの単焦点レンズだと絞りリングはついていますが、標準ズームレンズとして初めて搭載です!
さらに絞りリングクリック切り換えスイッチを使うことでクリック音のON/OFFができます。
写真撮影はクリック音ONにしておけば、どのくらい絞ったかが分かりやすいですし、クリック音OFFは動画撮影時に重宝します。
カメラ側で絞りを1段階落とすと、一気に暗くなってしまいます。
絞りリングなら絞りを自然に変化させることができるので、この追加は嬉しいですね。
そしてアイリスロックスイッチもついていますので、不意に絞りが変わってしまうことを防げます。
ズーム操作感を切り換えるスイッチを搭載!
I型はズームロックスイッチでしたが、II型はズームリングの回転の重さを調整できる、「ズーム操作感切り換えスイッチ」に変更!
スイッチを切り換えることで、ズームリングを動かすときの重さを調整できます。
Tight側にすれば、持ち運びや三脚使用時は不用意に鏡筒が繰り出さないようにできます。
ゆっくりとズーム操作ができるので、海外ドラマでありがちな、人がしゃべているシーンでじんわりズームしているあの感じもやりやすいかと思います。
Smooth側にすれば、軽いタッチで操作ができます!
カスタマイズ可能な2つのフォーカスホールドボタン
レンズ上部とレンズ左側面の2カ所に配置されました!
レンズ上部は縦構図での撮影で押しやすいかと!
I型同様このボタンは、カメラボディ内のメニューから機能をアサインできます!
もちろん防塵・防滴、フッ素コーティングなどで過酷な環境でも安心!
より一層、防塵・防滴に配慮!
ボタンやスイッチ周りのシリコンゴムパッキング、レンズマウントゴムリングなど、ゴミや水滴の浸入経路となりえる箇所の構造の工夫により、屋外での過酷な撮影環境にも耐えられる信頼性を確保しています。
レンズ最前面にはフッ素コーティングをしているので、指紋やほこり、水滴、油、泥などがつきにくく、ついちゃっても簡単に取り除けます!
性能面の違い
描写性能はGMレンズならではですが、もちろんこちらも妥協なく仕上がっています!
光学性能は単焦点に迫るレベル!
単焦点に迫るレベル(MTFチャート比較において)の光学性能を追求しています!
I型よりも高い設計基準と最新のシミュレーション技術を用いて、高画素カメラの細密な画像においてもコントラスト性能を維持できるよう配慮し、絞り開放から高い解像感を実現しています!
光学設計を全面的に見直しして、さらなる解像力を!
光学設計を全面的に見直し、超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズ2枚を含む計5枚の非球面レンズを効果的に配置。
ED(特殊低分散)ガラス2枚・スーパーEDガラス2枚に加え、フローティングフォーカス機構の新規採用で、色収差や非点収差、歪曲収差、コマ収差を徹底的に抑制し、絞り開放でもズーム全域で中心から周辺まで高い解像力を誇っています!
写真や動画でも精密な描画ができます!
最短撮影距離も短く!もっと寄れる様に!
I型は
最短撮影距離:0.38m
最大撮影倍率:0.24倍
II型は
最短撮影距離:0.21m(ワイド端)/ 0.30m(テレ端)
最大撮影倍率:0.32倍
となり、さらに寄れるようになりました。
F2.8の開放で撮った際のぼけ感をもっと活かす撮影がができます。
もちろんボケ感を活かす撮影だけでなく、被写体にぐっと寄った撮影や狭い場所での撮影でも効果を発揮します。
動画撮影時に嬉しい機能も!
映像の品位にこだわった設計で、フォーカス操作時に画角が変わってしまうブリージングや、ズーム操作でフォーカスがずれてしまうフォーカスシフト、軸ずれを抑制!
動画撮影時の静かさにもこだわっていて、XDリニアモーターや新開発の絞りユニットの採用することで、操作音や振動も抑えています。
こちらのレンズには「ブリージング補正機能(※)」にも対応しています!
※対応機種:α7 IV、FX6(2022年4月広報発表時点)、静止画撮影時は使用できないのと、この機能を使うと画角と画質がわずかに変わります。
高性能なAFは静かでスムーズ!
スローモーションや4K、8Kでの動画撮影ではシビアなピント合わせが求められます。
α本体と連携することで、動きが速い被写体もしっかりと捉えることでき、なめらかに追従してくれます。
高推力のXDリニアモーターを4基搭載し、高度に制御することで、今回の小型軽量化を妥協せずに高精度なAFを実現しています!
ワンオペ撮影などでもフォーカス合わせもカメラまかせにできちゃいます!
タイムラグが少ないリニア・レスポンスMFを採用!
「リニア・レスポンスMF」を採用することで、マニュアルフォーカス時の繊細なリング操作にもタイムラグが少なく、レスポンスよく反応します。
リングの操作角度に応じてのフォーカシングを実現し、撮影者の意図をダイレクトに反映した細やかなピント合わせができます。
レンズフードにフィルター窓を搭載
日中のLOG撮影ではISOが高くなってしまうため、可変NDフィルターが必須です。
このフィルター窓があることで操作がしやすく、撮影中にフィルター操作をしたときに手が映り込んじゃった…というのもこれで防げます。
この他にもPL(偏光)フィルターの操作にも有効です。
地味だけどすごく便利な機能です。
レンズフードと可変NDフィルターをつけるとこんな感じです。
ここの窓からNDやPLフィルターの操作ができます。
ちなみにレンズ径はI型同様82mmです。
LOG撮影に便利な可変NDフィルター、写り込みのコントロールができるPLフィルター、ハイライトとシャドウ部のコントラストを弱めて、映画のワンシーンぽく撮れちゃうブラックミストフィルターなどのフィルターも弊社でお取り扱いがございます!
Kenko 可変NDセット
Kenko フィルター 82mmセット
なんだかもう至れり尽くせりなレンズですが、デメリットももちろんあります。
今回も手ぶれ補正はなし!
II型も同様、今回も手ぶれ補正はありません。
確かにあったら便利ですが、ここまで軽量化されていますのでちゃんと構えて撮影しましょう。
味の乱れは心の乱れってラーメン二郎の社訓でもありますし。
ということで長々と紹介してしまいましたが、
なんなんですかこのぼくのかんがえたさいきょうのレンズはという感想しかでません。
I型以外の比較としては、SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNが挙がるかと思いますが、こちらの方が最短撮影距離は0.18(ワイド端)/ 0.38m(テレ端)で寄れたり、SIGMAのArtラインなので写りも申し分ないのですが、830gほどあるのでやはり重いんですよね。
あとこちらの方が価格が魅力的…!
どちらかというと写真よりも動画撮影機能がマシマシになった印象を受けるSONY FE 24-70mm F2.8 GM IIですが、写真と動画撮影をシームレスにこなせるニュースタンダードなこちらのレンズ、ぜひお試しください!
正直、記事を書いて調べたり、実際に触ってみたら自分も欲しくなってきました…いや買っちゃおう…
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